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母語が思考を枠づける、とするサピア、ウォーフの言語決定論を実証的にしりぞけ、言語本能説の前提として、人は普遍的な心的言語で思考することをまず洞察する。
カウンセラーのアリスがいまいちばん心配しているのは、両親から虐待を受けている十七歳の少女シェリーのことだ。
青年医師が、治療に、殺人事件の解決に、存分の腕を揮う「ローマ詩人の死」、美貌の助産婦が連続殺人の真相に迫る「アテナイの惨劇」ほか、「ベルリンに消えた女」「ロンドン・霧の底の殺人」を収録する異色作品集。
日本シリーズを目前に控えた東京ヒーローズの桂監督が、東京タワーで不可解な失踪を遂げた。
ある晩、女性の悲鳴を聞いた僕は、駆けつけた部屋で美女の死体を発見。折悪しく住人に見つかり犯人と間違われてしまう。
ニュー・ヒロー誕生―名は水乃紗杜留。常識的な人のあいだでは、奇人・変人扱いされる二十八歳、独身の美男子である。
暴力団・黒門組に宣戦布告した旗本元中隊長率いる七人の老兵士たちは、往年の戦闘に目覚め、恐るべき“戦いのプロ”となっていた。
フォークナー兄弟の週末パーティーに招かれたマリリーは、翌日、弟ジョージが寝室で喉を掻き切られているのを発見した。
人を捜していただきたいのです―石神探偵事務所の野上英太郎を訪ねてきた黒ずくめの女・鈴木道子は一枚の古い写真をとり出し、そこに写っている少年の行方の調査を依頼した。
銀座の交番で訊ねてきた若い女性が、突然苦しみだし死亡した。何者かに青酸カプセルを飲まされたらしい。
訳の分からぬ“大がかりな”事件を調べるりんの元へ訪れた青年みはるは、人の心の奥にわだかまる不審事を当人に推理展開させ、真相を喋らせてしまう“超能力者”だった。
鞠小路鞠夫―私が密かに思いを寄せる内気な腹話術師・朝永嘉夫が操る人形の名前です。出会ったのは幼稚園のクリスマス会。
“せどり”(背取、競取)とは、古書業界の用語で、掘り出し物を探しては、安く買ったその本を他の古書店に高く転売することを業とする人を言う。
連邦が戦乱に揺れるなか、惑星ハイペリオンでは「時間の墓標」が開き全ての謎が解明される時が近づいていた―人気作家シモンズが雄渾の筆致で描く傑作SF叙事詩ハイペリオン二部作の完結篇。
エキゾチックな顔立ちに小麦色の肌―写真の娘はまるで生きているように美しく見えた。
恋人の誠意を確かめてほしい―メリッサと名乗る、地味で気弱な中年女性の依頼は、たやすい仕事に見えた。
犯人の心の闇に初めて斬り込んだ特捜班。戦慄のサイコ・スリラー。
三月の寒い夜、《ニューヨーク・タイムズ》の記者ムーアは、友人の精神科医クライズラーからの使いに叩き起こされた。
ハイテク機の操縦システムは強力な電磁波を受けると誤動作を起こす弱点があった。
「マイアミ・デイリー・ニューズ」の事件記者ブリットは、ある夜、特ダネを聞きこんだ。
全米ラジオ・ネットで大好評のトーク番組『Wフォーカス』のデータマンが射殺された。
京都の有名小学校にこの春入学したばかりの少女が轢き逃げされた。遺体の腕の中には可愛がっていた猫の死体が―。
エリート商社マン勝田慎一は、巨大組織の中で「人間部分品」として、去勢され飼い慣らされていく自分を取り戻すため、学生時代に通った北アルプスK岳へと足を向けた。
大都会の片隅で孤独な日々を送る笛木慎二に、「一日の恋」を与えてくれたデートクラブの女、梢が蒸発した。
新聞記者アイリーンの元に16歳のジェイコブが尋ねてきた。
すっかり温泉旅行が趣味になった警視庁捜査一課志垣警部と和久井刑事が骨休めに訪れたのは、中伊豆の大滝温泉。
奈良から柳生村に通じる滝坂の道にある首切り地蔵が何者かに盗み出され、その跡に首を切り離された北沢桂一郎の死体が磔けられていた。
本書は、独自のものの見かた、考えかたをする“へそ曲がり作家”原〓@4AD4@が、好きな映画や音楽や本などについて縦横無尽に語りつくした初のエッセイ集。
警視庁の刑事吉敷竹史の別れた妻通子をおびえさせる死の影とは。30年前の怪死事件に立ち向かう吉敷竹史の推理が冴える。
キングメーカーとして政界に君臨する元総理・紀伊和人が愛人宅から拉致された。
東洋銀行青山支店の支店長、多屋敏弘が二百三十億もの横領の容疑をうけたまま失踪し、その後、石川県の手取川ダムで水死体となって発見される。
軽井沢のセンセが浅見光彦に宛てた手紙は、ユーモア溢れる玉手箱。どこまでが本気で、どこまでが冗談か。
「こんなにしてまで有名大学に」息子アーチを名門私立学校に通わせだしたゴルディは、校長邸で行なわれた進学指導夕食会のケータリング中驚かされる。
ミステリ作家・有栖川有栖が取材で訪れた雪深い裏磐梯には、地元の人々からスウェーデン館と異名をとるログハウスがあった。
本書は、既刊のものと重複しないように選んだ新たな密室短編のアンソロジィで、昭和30年代から昭和60年代にかけて発表された8作を収録している。
おだやかに波のうちよせる入江の砂浜で、若い女の白骨死体が発見されたが、その胴回りは人間とは思えないほど細くくびれていた。
元沿岸警備隊管区司令官ハードキャッスルと、元関税局の女性特別捜査官ゲファーの二人を中心に、新組織は動きはじめる。
ハイチ国内に基地を持つ私設航空隊クチーヨスの支援を受け、麻薬の密輸を進めるメデジン・カルテル。
本格推理の高峰をめざす13人の新鋭たちが登場した。今回の13編はどんなトリックで読者を魅了するのだろうか…。
1986年10月、ベルリン。欧亜交易社員の神崎哲夫は、とつぜん窮地に陥った。
リュウ・アーチャーやフィリップ・マーロウやマイク・ハマーや、とにかく、その種の探偵小説を読んでいると、そこに自分の願望と人生の理想がうっとりするほど投影されているのだった。
南フランスの避暑地で富裕な老婦人が惨殺された。宝石が奪われ、同居人の美しい少女が姿を消していた。
騒々しかった休戦記念日の晩、ピーター卿はベローナ・クラブを訪れた。
ハネムーンで殺された新妻との思い出の地・十和田湖で、刑事西本は亡き妻そっくりの女性みな子に出逢う。
ヴィクトル・ユゴー街のアパルトマンの広間で、血の池の中央に外出用の服を着け、うつぶせに横たわっていた女の死体は、あるべき場所に首がなかった。
ひょんなことから警察に追われるはめに陥った黒人家政婦のブランチは、身を隠すためにある富裕な一家の別荘で働くことにした。
ヴェネツィアで消えた富豪の生死を確かめてほしい―刑事警察のゼンは、昔の恋人から思わぬ仕事を頼まれた。
「ある理想の死に方」、「墳墓、葬式に及ぶ死後における身の処し方」、「安楽死」、「高年齢性痴呆」、推理小説的構成で人類普遍のテーマに挑む。
世間知らずの妻がこさえた借金の尻拭いのため、パチンコ景品交換員のアルバイトを始めた、しがないサラリーマン・新平。
多くの読者を魅了する推理小説家の著者が、プロデビュー前に書いた作品。自動車事故で失った記憶を求めて綴られる日記。
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